熱中症は、暑さによって体温が上がり、体内の水分や塩分が失われた状態です。熱中症になると、めまい、吐き気、頭痛、筋肉のけいれん、意識障害などの症状が現れます。重症になると、死亡することもあります。室外だけでなく室内でも起こり得ます。
熱中症を予防するには、以下のことに気を付けましょう。
こまめに水分補給をする。
水分補給は、こまめに行うことが大切です。特に、運動中や暑い時期は、汗をかいて水分を失いやすくなるので、意識して水分補給をしましょう。水分補給には、水やお茶、スポーツドリンクが適しています。スポーツドリンクには、水分だけでなく、塩分や糖分も含まれているので、運動中の水分補給に最適です。
エアコンや扇風機を利用する。
エアコンや扇風機は、体温を下げ、汗を蒸発させ、体から熱を逃がします。また、エアコンや扇風機は、空気を循環させ、室内の湿度を下げます。湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなり、体温が下がりにくくなります。また、冷感グッズなどの、クールリング、ハンディーファン、ネックファン、コールドスプレーなども活用するとよいでしょう。
エアコンや扇風機を使用する際は、以下のことに気を付けましょう。
・エアコンの設定温度は、28度以下に設定しましょう。
・扇風機は、直接風を当てないようにしましょう。
・エアコンや扇風機を長時間使用していると、乾燥することがあります。水分補給を忘れずに行いましょう。
日陰で過ごす。
激しい運動を避ける。
激しい運動は熱中症のリスクを高めます。激しい運動をすると、体温が上がり、体内の水分や塩分が失われやすくなります。そのため、暑い時期は、激しい運動を避けましょう。
激しい運動を避ける代わりに、以下のような運動をしましょう。
ウォーキング
水泳
ヨガ
ストレッチ
これらの運動は、激しい運動に比べて、体温の上昇を抑えることができます。また、水分補給や休憩をこまめにとることで、熱中症を予防することができます。
水分と塩分を多く含むものを食べる。
水分と塩分を多く含むものを食べることは、熱中症の予防に効果的です。水分と塩分は、体温を調節し、細胞を正常に機能させるために必要です。水分不足になると、脱水症状が起こり、体調不良やパフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。塩分不足になると、筋肉のけいれんや、めまい、頭痛などの症状が現れることがあります。
・果物(スイカ、メロン、グレープフルーツ)
・野菜(トマト、きゅうり、セロリ)
・乳製品(牛乳、ヨーグルト)
・魚介類
・卵
・肉
和食では塩おにぎりや梅干し、お味噌汁、ホウレンソウのお浸しなどもおすすめです。
これらの食べ物は、水分と塩分を多く含んでいるので、熱中症の予防に効果的です。暑い時期は、これらの食べ物を積極的に食べるようにしましょう。
高齢者や子ども、妊婦は特に注意する。
高齢者や子ども、妊婦は特に熱中症に注意する必要があります。高齢者は、体温調節機能が低下しているため、熱中症になりやすいです。子どもは、汗をかきやすく、水分補給を忘れがちです。妊婦は、体内の水分量が増えているため、熱中症になりやすいです。
熱中症は、誰でも起こり得る危険な病気です。高齢者や子ども、妊婦は、特に注意して熱中症を予防しましょう。